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−未発表の写真と版画作品を中心に− | |
2006年2月3日(金)〜4月9日(日) |
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吉田克朗展−意識の散策 惜しくも1999年に亡くなられた吉田克朗氏の仕事は、1968年〜1970年代前半に現れた「もの派」の中心的なアーティストとして紹介されることが多く、また近年「もの派」の出現やその後の展開を改めて見直す気運と共に再注目されています。その中で今展は「もの派」としてのくくりだけでは無く、吉田氏個人がアーティストとして当時(70年代前半〜)何を見、何を感じ、どの様に社会を捉え関わろうとしたのか、未発表の写真と版画作品を中心としたシンプルな展示構成で紹介します。 モノクロ写真の光景からはその時代(社会)を切り取る視線や、日常の中から非日常を探り当てようと試みる「意識」が強く感じ取れます。見えている事を疑い、目に見えない存在を感じ取り、実在として定着し開示する…。 |
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70年代の特定の仕事についてばかり注目するのでは無く、意識の散策を通してより深く作家の思考やその時代性に触れる事が出来ればと考えます。 |