cz市川 平・西 雅秋cz
西雅秋氏は国内外で精力的な活動を続け、第21回サンパウロ・ビエンナーレへの出品や第15回現代日本彫刻展の大賞受賞など、彫刻家として高い評価を得ています。 今展では、あえて展示用のスペースを使用せず、竹林に面した美術館のラウンジ部分に作品を配置し『彫刻風土:背戸の小薮に』と題したインスタレーションを展示しております。 姿を変えず、保たれて来た植生である竹林を自らの作品に取り込もうとする姿勢は、常に自然やその土地(発表の場)との関係性を意識した表現に重きを置く、西氏ならではの見識と言えるでしょう。 オープニング時には童謡「かなりあ」になぞられ、舞踊家・香春(カワラ)によるダンス・パフォーマンスが行われます。そしてパフォーマンスの進行と共に、このインスタレーションは完成されます。