版画工房の仕事−岡部版画工房−
 
OKABE PRINT EDITION


2015年
4月1日(水)〜5月31日(日)

A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館
ただし、5月4日、5月5日は開館いたします。

入館料/
一般600円、学生500円(小学生300円)


2015. 5/10 14:00〜
★特別イベント 岡部版画工房によるワークショップ(要予約)







※ブログをはじめました。美術館からのお知らせや日々の様子をお伝えします。

第一・第二展示室

版画工房の仕事 ― 岡部版画工房 ―

 岡部徳三は1964年、自刷りの版画家ではないアーティストの自由な発想をシルクスクリーン版画にし、販売するというシステムを取り入れた版画工房を日本の草分けとして開設した。
 これまで工房では、草間彌生やNam June Paikなど世界的な評価を得ている作家をはじめ、国内外で活躍する優れたアーティストとのコラボレーションにより数多くの作品を世に送り出している。
そして、シルクスクリーンという媒体を介してそれぞれのアーティストの新たな魅力を引き出すとともに作品を複数制作することにより、現代美術をより身近な存在にし、その活動を下支えする重要な役割も果たしている。

 岡部は工房での制作を通し、より実践的な技術を伝承、後に続く者を牽引し続け版画制作の可能性を常に追求。後年はその実績を買われ講師として複数の大学等で長期にわたり教鞭を執るなど若手の育成にも尽力した。
 2006年に岡部徳三は逝去するが、現在も「職人になれ、職人としての自覚を持つように」という精神は受け継がれ、工房での版画制作は続いている。
 工房に集う者は、美術家、映像作家、音楽家、写真家、人形作家、デザイナーと様々な分野にわたり、アーティストと刷師のコラボレーションのもと、日々研究と試行錯誤を重ねながら、新しい版画表現とオリジナルな技術が生み出されている。

 本展では岡部版画工房の協力により、工房で制作された1500種類を越える作品の中から代表作の約40点を展示、作品を通し版画工房の仕事を紹介する。

 ※会期中は展示のほか作品の販売も行う。

展示作品として:靉嘔・磯辺行久・井田照一・榎倉康二・オノサトトシノブ・草間彌生・合田佐和子・斉藤義重・ 中西夏之・元永定正・横尾忠則・四谷シモン・John Cage・Nam June Paik などのシルクスクリーン版画
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