デジタル化の嵐の中で“現像写真”はどこへ行こうとするのか!?

写真=単立と連立…1


2004年8月4日(水)〜10月3日(日)

A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
入館料/通常料金 500円

●オープニング・パーティー 
8月8日(日)16:00〜
●アーティスト・トーク  8月22日(日)14:00〜
(ゲスト・松本 透 : 東京国立近代美術館)

特別プログラム
●10/2日(土)16:00〜お月見茶会
(終了いたしました)




写真=単立と連立…1
今井祝雄、上矢津、郭徳俊、中山正樹、山崎博、若江漢字

 20世紀は「映像の世紀」といわれ、特に70年代には写真による現代芸術・コンセプチュアル・アートが主流になったほどです。以来、写真は現在も現代美術の重要な表現メディアの一つとして試みられ続けています。
 しかし急速な技術革新は映像世界に《デジタル画像》を出現させました。この《デジタル・カメラ》の特質は写像をたやすく加工・修正できることであり、結果風景は改竄され、背景は差し替えられ写真の持つ決定的瞬間や現場の証拠性が失われ、それまで《フィルム・カメラ》が培ってきた写真の信憑性をその根底から崩しかねない勢いとなっております。こうした現象は写真界のみならず写真による現代美術の世界でも写真概念の混乱をきたしております。 しかしこうした状況だからこそあえて、今展はデジタル画像ではない《フィルム・カメラ》《現像写真》の問題を掘り下げ、その可能性と未来を探ろうとするものです。


 
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