秀島由己男展
Yukio Hideshima

2003年3月7日(金)〜4月27日(日)

秀島由己男の銅版画約30点を展示


A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週末、金・土・日のみ開館
入館料/大人 900円 中学生以下 500円

●オープニングパーティ・作家を囲む会
   3月9日(日)14:00〜


特別プログラム
●春の筍園遊会4月20日(日)11:30〜 

秀島由己男の画業は独学によるペン画に始まり、モダンアート展・現代日本美術展等への出品を経て、1965年の熊日総合美術展で美術評論家・土方定一に見いだされ、1966年東京・南天子画廊で第1回個展を開催、画家としての本格的なスタートを切りました。
1969年以降ペン画からメゾチントを主にした銅版画へと表現技法を移行させます。銅版画家・浜田知明に師事し、その技法の修練は、長谷川潔や浜口陽三らと比較されるほどの高い技術的完成度を示していきました。
その間、静諮なる詩情を湛えた<霊歌〉や〈わらべ唄〉などのシリーズで独創的な世界を築き、また石牟礼道子や安永蕗子、高橋睦郎ら作家との共作による詩画集の刊行や、石牟礼道宇の新聞連載小説『春の城』の挿絵300余点を制作するなど、活動の場を広げ銅版画家としての今日的な地位を確立しました。
本展では、深遠なる魂の表出を求め続ける秀島由己男の世界を約30点の銅版画作品で紹介いたします。


秀島由己男
1934年-熊本県水俣市生まれ


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