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JUNと戸川英夫はともに1982年に東京芸術大学の大学院を修了。その後それぞれに渡欧し、主に東西統一直後のドイツでさらなる探究を進めるという期せずして似た経歴を持っています。
ドイツ滞在期間、O JUNは主に写真による作品を制作し帰国後個展等で発表していますが、その後は日本を拠点に絵画の制作にもどり精力的に発表を続け、現在注目される中堅作家として活躍しています。一方の戸川は1990年に渡欧以来ドイツを拠点として制作、ドイツ、ベルギー、オランダ等でコンスタントに発表を続け、まだ日本での発表は少ないが、2005年「D/J
Brand 展」(東京芸術大学美術館)にはO JUNらと共に作品を出品しています。
現在あらゆる表現方法が確立し認知されるアートの世界で、最もシンプルな技法の一つとして再注目される「絵画」。その絵画にこだわり、制作し続ける2名の作品にご期待下さい。 |