《 H I R O S H I M A 》


2006年9月15日(金)〜11月26日(日)

A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館
入館料/通常料金 500円

●11/15(水)JR横須賀線・リフレッシュ工事のお知らせ。

特別プログラム

●ギャラリー・トーク 10月22日(日) 14:00〜

助成: 財団法 人朝日新聞文化財団
後援:横須賀市文化振興課、横須賀市生涯学習財団、
後援:神奈川新聞社、FMヨコハマ
同時開催:第二展示室
●ディーン・ニマー展 10月18日(水)〜11月19日(日)

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コレクション可能な現代美術作品をご紹介


若江漢字展《HIROSHIMA》
 
1日とて“広島”を忘れてはならない '06《HIROSHIMA》展

いったい何人が死んだのか?
いったいどれほど殺されたのか?
戦争の20世紀をこえてまだ戦闘は打ち続くのか?
私は広島を訪れドームを前に人間の「業」を見た、想像を絶する恐るべき罪深き業を加害者としての被害者としての……

私は戦後に教育を受けた作家の一人であるけれども自分の生い立ちとほぼ同年令となる被爆広島のその後は未体験の体験として、忘れ得ぬ事象として常に私を広島に繋ぎ止め“広島後”の人間であることを意識させてきた。そしていつかは広島を作品として世に問わねばならぬと考え続けてきたのである。
《HIROSHIMA》展の作品は、日頃忘れがちな人間の持つ野獣的な業のそのもたらす結果を意識化し、業と相対する場として制作した。この作品を前にして《広島》を思念し、私たちが現在存在しているこの世界が“広島後”の世界であることを日常の中に浮かび上がらせたいと考えている。

“広島後”世界がどう変わったか?人間がどう変わったか?
《HIROSHIMA》を体験した後、世界がどのように見えるか?
広島をどう見るか!! 忘れてならないのは私たちが西暦何年を生きているのではなく、8月6日広島後何年の世界を生きる人間だということである。遺憾ながら《広島》は至る所に実在し、これからも多出する。
しかも“広島後”60年でしかないのに
《広島》から学ばなかった者たちへ、《広島》から学んだ者たちが強引に新たな記念日を押し付ける、9・11である。“広島後”の私たちは今や9・11以後の住民でもあるのだ。

'06.9 K・W

 

 
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