瀧口修造生誕100年記念展
コラボレーションの磁場 〜デュシャン、マンレイをめぐって〜

2003年11月7日(金)〜12月7日(日)

A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館
入館料/通常料金 500円
※入館料等改定のお知らせ

特別プログラム


11月23日(日)14:00〜 キュレーター・トーク
 土渕信彦
(瀧口修造研究家)
 
News!  ミュージアムcafeランチ スタート!!
入館料&ランチセット \1,500


コラボレーションの磁場
〜デュシャン、マンレイをめぐって〜

カスヤの森現代美術館では、瀧口修造の生誕100年を記念し、瀧口と芸術家たちとのコラボレーションに焦点をあてた企画展を開催いたします。
瀧口修造は、学生時代にアンドレ・ブルトンの著作と出会って以来、生涯にわたりシュルレアリスムを追究した、文字通りのシュルレアリストですが、シュルレアリストたちが共同作業による制作を数多く試みているのは、その揺籃期の『磁場』や『処女懐胎』などの詩集、「優美な屍骸」などの集団遊戯、さらには画家と詩人による詩画集等々に見られるとおりです。瀧口もその例に漏れず、幾多のコラボレーションを行っており、初期の『妖精の距離』から最晩年の『検眼図』に至るまで、また詩画集のような狭い意味のものから、他の作家の作品や固有名をモチーフに用いた広い意味のものまで、さまざまな例を挙げることができます。
今回はその中から、代表的な詩画集や日本の芸術家たちとの共作のほか、特にマルセル・デュシャンとマン・レイに因む作品を展示して、シュルレアリスト瀧口修造にとっての、コラボレーションの重要性を検証すると同時に、ブルトンと瀧口をその両極とする磁場に引き寄せられた多数の共同制作者たちと共に、瀧口修造の生誕100年をささやかに祝賀しようとするものです。
展覧会には、鈴木陽様・みつ子様ご夫妻をはじめ、瀧口修造にゆかりのある作家、所蔵家の皆様にご協力いただきました。感謝申し上げます。美術館自体が一つの磁場と化し、皆様とのコラボレーションを実証する展覧会になるものと確信しております。

(共同企画:土渕信彦)

 
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