渦と記憶能勢伊勢雄植田信隆
コラボレーション展

2010年6月6日(日)〜7月25日(日)
A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館 
入館料/通常料金 500円




第二展示室「ヨコスカ版画の視線」同時開催中
 五島三子男、杉山一夫、藤田修による版画展

News!
ミュージアムOnline-shop

●コレクション可能な現代美術作品をご紹介


『渦と記憶』能勢伊勢雄・植田信隆

この能勢伊勢雄+植田信隆コラボレーション展『渦と記憶』展は、「渦」をテーマに作品を創り続けてきた植田氏からテーマを戴き、能勢が「渦」にまつわる記憶を「遊図」としてまとめたコラボレーション展です。

能勢が、時間と空間を縦横無尽に横断しながら概念を結びつけて"遊図"と呼ばれる独特なフローチャートを作り、このコンセプチュアルなアートにまで高められた"遊図"に、植田氏が"写真とCG"によってイメージを添えるという形式で、展覧会は構成されています。
本展覧会は、"アーヴィン・ラズロとデイヴィッド・ボーム"に捧げられました。
全ての事象は、全体流動という渦のアナロジーの中で語ることができます。
宇宙記憶としてホログラフィックに映像化される事象たちのマトリックスは、渦と言えるのではないでしょうか。
その関係性のダイナミズムがスケーリングを伴って披きだされていきます。
風景、思想、運動、内的ヴィジョンへとその形態を注ぎ続ける渦。
これらの作品は、宇宙に刻印されたそれらの渦の編集と映像化、あるいは「ちょっと尖った大人のための渦についての絵本」とでもお考えいただければと思います。

「遊図」を簡単に説明いたしますと、「遊図」とは領域を横断し概念を結び付ける「知図」(地図)のことです。それは能勢がObject Magazine『遊』の編集者・松岡正剛氏との交流の中で、「遊図」という概念に出逢い、長い時間をかけて新たなコンセプチュアル・アートへと発展させて来たものです。
この「遊図」と植田氏の写真とCGイメージが加乗された全作品図録も刊行していますので、こちらもぜひ会場で手に取ってご覧下さい。
Back