瀧本光國 展 
Mitsukuni Takimoto

2011年11月11日(金)
2012年1月29日(日)

A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館
※2011年12/26(月)〜2012年1/5(木)は冬期休館

入館料/通常料金 500円
●オープニング・パーティー 11月13日(日)14:00〜


同時開催 1月6日〜2月26日
第二展示室"L'amitie"甘粕多佳子・粕谷ハル子


●カスヤの森スペシャルイベント
「謡初め式」1月15日(日)※要予約


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第一展示室  

瀧本光國

 瀧本氏は「滝」「雲」「風」といった固定化されない形態。変化を繰り返し一つ所にとどまらない「現象」をモチーフに数多くの木彫を制作している。
 それは、モチーフの形態を写すのではなく、滝や雲と対峙した時に現れる関係性に着目していると考えられる。
 例えば自然と人との関係、自然の一部としての人、あるいは精神的な事柄を投影する対象として用いられているのではないだろうか。

 水滴が大気中に浮かび、どこまでも流れて行く、水が高みから落下する瞬間の尽きることのない連続…  時空を超えて現れる日々のうつろいを一つの彫刻の内に収めようという意識が強く感じ取れる。

 そして、修復家として日常的に仏像に触れ、その像に込められた「魂」と対話する時間の蓄積が氏の感性をより強いものにしていると考えられる。

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