開   館   2   5   周   年   記   念 
 袴田京太朗 循環しないレモンイエロー 



撮影:加藤健

2019年10月19日()〜12月22日(日)
A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火・水曜休館

会期中11/24(日)および12/1(日)は予約制イベント開催のため
一般の方の見学は12:00までとさせていただきます。
入館料/一般600円、学生500円(小学生300円)
助成:公益財団法人 野村財団


※12月1日[日]高橋アキ ピアノコンサートの予約を開始しました。

※対談 10月19日(土) 14時より ※申込み不要

山本和弘 x 袴田京太朗 「ヨーゼフ・ボイスの挑発について」


※ブログをはじめました。美術館からのお知らせや日々の様子をお伝えします。

第一展示室

袴田京太朗 循環しないレモンイエロー

Kyotaro Hakamata / Non Circulating Lemon Yellow

循環しないレモンイエロー

 カスヤの森現代美術館にはヨーゼフ・ボイスの重要なコレクションが多数あるが、 中でも黄色い電球とレモンを結合させた「カプリバッテリー」は、ボイスの思想をシ ンプルに表象した特別な作品だと思う。
 今回の展示作品は、全てこの「カプリバッテリー」を起点に制作し、同作も合わせて展示する。
 だが僕は綿密なリサーチの上にボイスの思想に迫るような今時のやり方を試したいわけではない。むしろ勝手な思い込みによってボイスの方法論を読み替え、または積極的に誤読し、何か未実験の化学変化のようなものが起こせないか、と考えた。
 またこの「カプリバッテリー」の構成要素、レモン、電球、黄色は、かつて僕自身が作品の素材として使用していたものでもあり、単にボイスの問題の借用ではなく、自分自身の素材とイメージの問題も改めて掘り起こしたい。そしてボイスの超人的な造形や、どこかいかがわしさを弄ぶような方法論を複製し、言わば「真正のフェイク」なるものを捏造したいと思う。

2019 年9 月11 日 袴田京太朗

 当館では、1994年の開館より国内外の現代美術作品を企画展や常設展示を通して紹介してまいりました。今年開館25年を迎え、これまでの活動をふまえつつ新たな幕開けと更なる飛躍をめざす記念展として、現在その活躍が注目され、この先日本の現代美術の牽引役として期待される作家に焦点を当てた展覧会を年間を通じて企画しております。本展も同企画の一つにあたり、立体造形の作家として彫刻家の袴田京太朗を選定し、多様化する立体表現の中「彫刻とは何か」を常に問い続けながら様々なアプローチを試みている袴田氏の展覧会を通して立体表現の可能性を探ると共に同じ道を志す者(学生等)への指針を提示出来ればと考えます。
 また今回の個展では当館のコレクションであるヨーゼフ・ボイスの作品「カプリバッテリー」とのコラボレーションによる展示を計画していますが、そこでは袴田作品の新たな魅力が引き出されるのではと期待します。

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