22絵 画22
 中上 清 
KIYOSHI NAKAGAMI

2014年1月8日(水)〜3月16日(日)

A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館
入館料/通常料金 500円







※ブログをはじめました。美術館からのお知らせや日々の様子をお伝えします。

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第一・第二展示室

中上 清 「絵画」


 70年代より画家としの活動を始めた中上氏は、現代作家の旗手として国際展を含む数々の展覧会に参加。その評価を確固たるものとして来ました。

 2008年に神奈川県立近代美術館で開催された回顧展形式の個展では、各作品の精度の高さと年代ごとに変化し、その表現が研ぎ澄まされて行く様が再認識されました。
 近年では、ニューヨーク、パリのギャラリーで新作を発表するなど海外からの期待も高く、今後の活動にも注目が集まっています。


 中上氏の作品を前にして、その多くの人は画面にたち現れる幽玄な光に魅了され、しばし佇む。
 そして眼前の光源について思考を巡らす。それは何時か見た光景か、あるいは突然現れた美しい幻想か。画面には大きく広がる闇があり、静かにうねる闇の中で人は確かな光を求め始める。
 闇こそが光を必要とし、見る者がそれを望む。中上氏は巧みな表現で光を操り、我々を新しい世界の入口へと誘う。それは、あたかも次の始まりの瞬間を告げる光のように。

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