版画工房の仕事 −板津石版画工房−
 
"Footprints" Itazu Litho-Grafik


2016年
4月8日(金)〜5月29日(日)

A.M.10:00-P.M.6:00(入館はP.M.5:30まで)
毎週:月・火休館
ただし、5月2日、5月3日は開館いたします。

入館料/
一般600円、学生500円(小学生300円)


2016. 5/8 14:00〜
★特別イベント 板津石版画工房によるワークショップ(要予約)






※ブログをはじめました。美術館からのお知らせや日々の様子をお伝えします。

第一・第二展示室

版画工房の仕事 "Footprints" ― 板津石版画工房 ―

 「版画工房の仕事」と題された本展は昨年2015年に開催された同タイトルの企画を継ぐもので、自刷りの版画作家ではないアーティストと共同で作品を制作する版画工房にスポットをあて、その作品と活動を紹介する展覧会です。
 今回、当館では2001年以来2回目の展覧会となる、板津石版画工房(イタヅ・リトグラフィック)の協力により主にこの3年間に制作された作品を中心に展観すると共に工房の足跡を紹介します。
 代表の板津悟氏は1987年の工房設立時から単に版画制作を請け負うと言うことではなく、より魅力的な作品を作り出すために共同制作を依頼できる作家を探すことから始め、作家をサポートする形で制作に携わり、完成した作品については自らが版元となって、コレクターや愛好家に販売するという一連のシステムを構築して来ました。
 タブローなどの1点物より比較的購入しやすく、より気軽にオリジナル作品を手にする事が出来るのは版画作品の持つ魅力の一つですが、中でも石版画(リトグラフ)はその性質上作家が描いた絵がそのまま版になると言う制作工程から、よりダイレクトに作家の感性が伝わる表現として魅力があります。
 本展では世代や作風も異なる総勢35名以上の作家の様々な作品を通して、オリジナル作品として制作された石版画(リトグラフ)の魅力を感じてもらえればと考えます。

 ※会期中は展示のほか作品の販売も行う。

展示作品として

宮嶋葉一、佐々木美穂子、佐藤克久、三井田盛一郎、小林孝亘、西島直紀、宮寺雷太、David Nixon、高倉吉規、
林武史、矢倉屋佳弥、戸川英夫、Richard Gorman、舟越直木、大原知沙、太田麻里、森本太朗、Felicia & Patrick、
Sangeeta Sandrasegar、Sarah Harvy、O Jun、池奈千江、井上実、佐々木健、高木大地 、田口美穂、横山奈美、
小林耕平、 高柳恵里、 南条嘉穀、前田哲明、岡田和枝、末永史尚、ジャンボスズキ、高浜利也 、町野三佐紀
などの石版画(リトグラフ)

板津石版画工房  板津 悟

1958年、岐阜生まれ。
21歳で渡米、最初シアトルの大学で絵を学ぶが、その後プリンターに転向。当時リトグラフのプリンター養成工房としてはアメリカ随一と言われていた、タマリンド石版画研究所に入る。
その後日本に帰国、87年に「イタヅ・リトグラフィック」を設立する。以後、国内・海外の作家と共同し、数多くの作品を制作している。


工房での制作の様子などをyoutube動画で紹介されています。

https://www.youtube.com/user/ITAZULITHO

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