合田佐和子 (ごうださわこ)



1940年高知山に生まれる。武蔵野美術学校デザイン科を卒業するが、原体験が戦後のやけあとだったため、幼少よりガラクタ収集癖があり、瀧口修造のすすめでガラクタのオブジェを発表(1965年)してデビュー。

 厖大な量のオブジェをつくり個展を重ねるが、30代に油彩を始める。
40代には、ポラロイド、パステル、鉛筆画、16ミリ、ヴィデオ、写真、エッチングなどを次々と発表。平行して1966年より唐十郎、寺山修司などの舞台・映画美術なども多数担当する。
 長い間エジプトに魅かれ、1985年にアスワンのヌビア人の村に移住した。1年間で帰国し、現在も行き来しているが、目のシリーズ、フィルム・レンズ関係(写真、映画)と共にエジプトは今後のテーマとなっている。  幻と見まごうばかりの現実。超現実。不思議な類似といったものに一貫して関心を寄せてきた。


 著書に「Fun With Junk」N.Y Crown社、「ポートレート」ヘラルド出版社「パンドラ」パルコ出版社、「銀幕」美術出版社、「ナイルのほとりで」朝日新聞社、「眼上のハーレム」パルコ出版社、「オートマチズム」トムズボックス、「みずうみ」アップリンク社、「森村泰昌と合田佐和子」高知県立美術館などがある。



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